一般社団法人じゆう様
「複数の事業所を持つ法人や、職員の異動が多い法人には、特におすすめです。Waculbaを活用することで、場所や時間に縛られずに共通の学びを提供できるからです。その結果、職員同士の一体感や所属意識も高まると感じています。」
Waculbaを導入された経緯や、導入時の期待について教えてください。
当法人は現在、11の事業所を運営しております。これらの事業所はすべて、車で片道30分圏内に点在しています。しかし、トップが発信した内容を現場へ情報伝達するのに時間がかかったり、十分に伝わらなかったりするという課題がありました。また、福祉の現場は24時間体制で動いているため、全職員が一堂に会して研修を行うのは現実的ではありません。
そんな中、評価制度の整備を支援いただいている日本経営のコンサル担当の方からWaculbaをご紹介いただきました。「これなら法人の想いや方針を全体に届けることができ、現場でも気兼ねなく学べる環境がつくれる」と感じたため、導入を決めました。
実際にWaculbaをご利用いただいてのご感想をお聞かせください。
導入前は、本部に職員を集めて月1回の研修を行っていました。しかし、その際には時間調整や残業代が発生するなど、職員への負担も多くありました。現在は、研修の様子を動画で撮影し、Waculba上で共有することで、各自が現場で自分のタイミングで研修を受けられるようになりました。そのため、本部に集まる必要がなくなり、残業代などのコスト面も改善されたと感じております。こうした仕組みをうまく活用できて、よかったと思っています。
また、新入職員研修にもWaculbaを活用しています。入職後3か月間は動画を通じて基本的な知識を学び、その後、実務へとスムーズにつなげることができていると思います。まだ導入したばかりではありますが、こうした仕組みがあることで、新入職員も安心して仕事を始められるのではないかと感じています。
カリキュラムのテーマ設定について、どのような方針で決められていますか?
福祉業界では、年齢や経歴が多様で、異業種から転職してくる若い方も少なくありません。もちろん、社会人経験が豊富な方もいらっしゃいますが、だからこそ社会人としての基礎を全員で共有し、法人全体で共通の価値観やマナーを学ぶことが重要だと考えています。そのため、新入職員向けの基礎的な内容であっても、あえて経験豊富な職員にも視聴してもらい、法人全体の土台をしっかりと整えたうえで、専門性の向上やマネジメント力の強化につながる、段階的なスキルアップが可能なカリキュラムを構成しています。
職員の皆さんの反応はいかがでしょうか?
経験豊富なベテラン職員からは、「初心に戻ることができた」との声もありました。当初は「すでに分かっている内容」と思っていたようですが、受講する中で新たな気づきもあったようです。
また、幹部層からは「各自で受講や報告ができるため、業務の効率が上がった」という声があり、これまでの集合研修と比べて時間の面でも成果を感じています。
受講時間の確保やアナウンスについて、どのように工夫されていますか?
事業所ごとの勤務体制や人員状況に応じて、比較的余裕がある時間帯を見つけ、「今は時間に余裕があるので、受講してみてください」と声をかけることが多いです。特に夜勤の時間帯は、受講しやすいタイミングが事業所ごとに異なるため、柔軟な運用を心がけています。
Waculbaを他法人に勧めるとしたら、どんな点が魅力だと感じますか?
複数の事業所を持つ法人や、職員の異動が多い法人には、特におすすめです。Waculbaを活用することで、場所や時間に縛られずに共通の学びを提供できるからです。その結果、職員同士の一体感や所属意識も高まると感じています。
また、法人オリジナルの動画を簡単に全事業所へ共有できる仕組みは、拠点が離れている職場にとって大きな強みになると思います。