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部門目標を決めるその前に!経営理念に基づく適切な目標設定の考え方や方法をお伝えします。

部門目標を決めるその前に!経営理念に基づく適切な目標設定の考え方や方法をお伝えします。

掲載日:2022年12月19日

このブログ記事は「経営理念に基づいた目標の設定」コースの「2.目的と目標」の内容をコラムとしてお届けしております。
期末になると管理職が悩む目標設定の考え方。
実際に病院勤務経験のある講師から、病院の経営理念から部署目標にまで落とし込む考え方、BSCを活用した目標設定の具体例まで、わかりやすくお伝えします。

※本記事の最後でサンプル動画を視聴できます。

目次

1.経営理念の実現が、組織の最大目的ともいえる

2.目的と目標の関係性

3.PPDCAサイクル

4.目標は、大きな単位から小さな単位へ

5.まとめ

1.経営理念の実現が、組織の最大目的ともいえる

「目的」や「目標」という言葉は、仕事の場においてよく聞く言葉だと思います。

組織にとって目指すものや、私たちが日々目指しているものは、様々あるかもしれませんが、「経営理念の実現」が、組織の最大目的の1つとも言えます。
本来、この目的を実現するために、私たちは日々仕事をしているのです。

したがって、この目的と目標の違いや関係性を理解することは、とても大切なことですが、普段そこまで意識することがないのではないでしょうか?

今回は目的と目標の関係性や考え方についてご紹介したいと思います。
改めて、ただしく理解できているか確認していきましょう。

2.目的と目標の関係性

2-1. 目標は、目的を実現するための「マイルスートン」

先ほど、目的とは、経営理念など、組織として実現したいことだとお伝えしました。
では、目標とは一体何なのでしょうか?

目標は、目的を実現するために通過すべき「マイルストーン」と考えることができます。
マイルストーンとは、物差しの目盛りのようなものです。

目的を実現するために、今上手くいっているのか、上手くいっていないのか、予定通りに進んでいるのか、といった進捗状況を把握するためのマイルストーンとして、目標を設定します。

2-2. 目的からさかのぼって、目標を設定する

例えば、「私たちは、患者さんのために、こんな医療を提供したい」、「地域のために、こんな介護サービスを提供したい」というような、経営理念・哲学・ビジョンと呼ばれるものは、企業あるいは組織の目的と言えます。
この目的を実現するためにすべきことを、目標として設定していきます。

「地域の救急医療に貢献する」という目的があったとします。
そうすると、昨今の医療政策から考えていくと、最低でも、年に2000件の救急搬送を受け入れなければならない、そのためには、24時間365日受け入れられる医療機器や人員体制が必要で、救急隊との連携体制も必要で・・・といったように、やるべきことがいくつも考えられますね。

このように、目的を実現するためのマイルストーンとして、目的からさかのぼって、達成するべき目標を設定していきます。
これが、目的と目標の関係性です。

3.PPDCAサイクル

出典:グロービス経営大学院「MBAマネジメント・ブック改訂3版」

今回は、目的を実現するための実践方法として、「PPDCAサイクル」をご紹介します。
「PDCAサイクル」という改善のためのサイクルは、聞き慣れているかもしれませんが、なぜ今回は「PPDCAサイクル」なのか、ここから詳しくご説明していきます。

3-1. まず目的となるフィロソフィーを明らかにする

「PPDCA」における最初のPは、フィロソフィー(philosophy)です。
フィロソフィーとは、経営理念・哲学のことで、つまり目的です。
まず、目的となるフィロソフィーを明らかにしたうえで、そのフィロソフィーを実現するための目標を、PDCAサイクルの中で達成していく、という考え方です。

実現すべきフィロソフィーがはっきりとしていない、PDCAサイクルにおける達成目標とズレがある、といった状況では、たとえPDCAサイクルを上手く回せたとしても、目的達成には上手く繋がらないこともあるでしょう。

そのため、まずフィロソフィーをしっかりと定めることを意識してみてください。

3-2. フィロソフィーを大前提にPDCAサイクルを回す

目的となるフィロソフィーを定めることができたら、そのフィロソフィーを実現するために達成すべき目標を設定していきます。
この目標設定は、PDCAサイクルにおけるP(Plan)にあたりますね。ここでは、考える戦略の立案や、やるべき戦略の選択を実施します。
そして、D(Do)の実行C(Check)のレビュー、A(Action)の方針見直し、というように、PDCAサイクルで改善を繰り返しながら、目標達成を目指していきます。

目標は、目的を実現するためのマイルストーンですので、PDCAサイクルで定期的に進捗確認を行うことで、着実に目的実現に近づいていくことができるでしょう。

4.目標は、大きな単位から小さな単位へ

ここで、目標を設定する際のポイントについてご紹介したいと思います。
意識していただきたいのは、大きな単位から小さな単位の順に、目標を設定していく、と言う点です。

4-1. 組織目標から部門・部署目標へ

ではまず、組織内での、部門・部署ごとの目標設定の進め方について確認していきましょう。

まず、一番大きな単位の目的として、経営理念などの組織目標があります。
この経営理念を実現するために、組織よりも小さな単位である各部門で、それぞれ何をすべきかを考えます。
こうして、部門目標を設定することができます。
部門目標を設定したら、それを実現するために、次は部門管下の各部署が、それぞれ達成すべき目標を設定します。
そして最後に、部署内の各個人が、部署の目標を達成するために、個人で達成すべき目標を考えます。

組織目標は壮大であることが多く、組織目標からいきなり個人目標を考えてみても、それが組織目標に繋がるのか、判断が難しいこともあるでしょう。
そのような時は、こうして、大きな単位から小さな単位へと、順序を追って考えてみると、組織目標から個人目標までが、一つに繋がっていることが分かりますね。

4-2. 分解する・逆算する

大きな目標から、具体的な行動目標を考える際には、目標を分解していく考え方も有効です。

例えば、「入院収益を上げる」という目標は、「入院単価を上げる」と「入院患者数を増やす」という目標に分解できます。
さらに、「入院患者数を増やす」ためには、「救急搬入数を増やす」、「紹介患者数を増やす」、「外来患者数を増やす」といった目標を設定することができます。

また「紹介患者数を年間1000人増やす」と言われると、達成困難に思えるかもしれませんが、これを逆算して「紹介患者数を1日平均3人増やす」と考えると、イメージしやすくなるのではないでしょうか?

このようにして、大きな目標は分解・逆算していくことで、具体的で、達成のイメージができる目標に落とし込むことができます。

5.まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は、目的を実現するためのマイルストーンとして目標設定することの重要性や、目標達成のためのPPDCAサイクルの考え方、目標設定のポイントについて、ご紹介しました。
目標設定はどの組織においても大切なことです。
ポイントを押さえて実践をしてみてください。

なお、「経営理念に基づいた目標の設定」コースでは、他にも、目標の設定方法、BSCを活用した目標設定などのテーマを学ぶことができますので、ぜひ視聴してみてくださいね。

▼サンプル動画はこちら▼