メニュー

医療法人社団中川会 呉中通病院様

[2025.07.15]

「Waculbaの導入によって、職員同士のコミュニケーションも活性化したと感じています。ゼミや研修をきっかけに、普段は接点の少ない他部署の職員同士が意見交換を行う場面も増え、組織全体の一体感が高まったという声も聞かれるようになりました。」

Waculbaをご導入いただいた背景や決め手をお聞かせください。

当法人では、これまで法定研修の実施に多くの課題を抱えていました。従来は集合形式での研修が中心で、参加者のスケジュール調整や会場の確保、資料の準備など、研修担当者・参加者双方にとって大きな負担となっていました。特に、日々の業務の合間に時間を確保するのは難しく、業務終了後に研修を行う場合は時間外手当の対応も必要となり、運用面での負荷が年々増していたのが実情です。

こうした課題を解決するため、時間や場所に縛られない研修手段を模索する中でeラーニングに注目しました。いくつかのサービスを比較検討した結果、Waculbaは法定研修だけでなく、マネジメントや人材育成など多様なコンテンツがそろっており、当法人の課題解決に最適だと判断し、導入を決めました。

導入後の変化や得られた効果など、感想を教えてください。

Waculbaを導入してまず感じたのは、業務の合間や空き時間に職員が自分のペースで研修を進められるという自由度の高さです。これまで時間的な制約から施が難しかったマネジメント系や人材育成に関する研修も、継続的に受講できるようになったことは、非常に大きな変化でした。

また、動画による分かりやすいコンテンツだけでなく、対話型のゼミ形式での学びが用意されている点も大きな魅力です。実際にゼミを通じて他法人の取り組みを知ることで、自法人での改善につながる気づきも得られています。現場の声や他法人の工夫を知ることで、新たな視点が生まれるのは大きなメリットだと感じています。

運用面でも効率化が進みました。導入当初は操作方法に戸惑う場面もありましたが、日本経営のサポートにより、徐々に使いこなせるようになりました。今では各部署の受講状況をリアルタイムで把握できるようになり、アンケートも一括で配信・回収が可能です。CSVでの出力を通じて集計作業も非常に簡単になり、これまで手作業で行っていた集計や報告業務の負担が大幅に軽減されました。

さらに、Waculbaの導入によって、職員同士のコミュニケーションも活性化したと感じています。ゼミや研修をきっかけに、普段は接点の少ない他部署の職員同士が意見交換を行う場面も増え、組織全体の一体感が高まったという声も聞かれるようになりました。

Waculbaを周知、推進していく中で意識されていることはございますか。

Waculbaの利用を推進するにあたっては、まず「知ってもらうこと」が何よりも重要だと考えています。法人内での掲示や資料配布、周知用としてテンプレートで用意されているWaculbaレターの活用に加え、会議や朝礼などでも積極的に紹介しています。職員の中でも若年層は比較的スムーズに受講へ移行してくれましたが、高年齢層では操作に対する不安も想定されたため、一時は会議室での集合視聴も試みました。

しかし実際には、集合型よりも個人視聴の方が好まれていることが分かりました。スマートフォンやタブレットを使い、自分のペースで学べる柔軟さが、職員にとっては負担が少なく、むしろ積極的に活用されている印象です。年齢やITリテラシーに関係なく、誰もが自分のペースで学べる環境が整ったことで、研修への参加意欲も高まったと感じています。
また、各部署の受講率を可視化し、管理職会議で管理職に共有しています。自部署の数値が低いと、管理職からの声かけが自然と行われ、全体として高いモチベーションが維持されています。受講状況が見える化されたことで、現場の意識も大きく変わりました。

今後の活用方法やWaculbaへの期待を教えてください。

当初の目的であった法定研修の全職員受講については、ある程度達成できてきたと感じています。また、今年度の新入職員研修でもWaculbaのコンテンツを一部活用しました。今後は新入職員だけでなく、職種や階層ごとの育成計画にもWaculbaを活かし、より体系的な教育体制を整えていきたいと考えています。

また、「このスタイルが当たり前」となる文化を法人内に根付かせていくことが理想です。ただ、拠点によっては平均年齢が高く、デバイス操作に不安を抱く職員もいるため、今後はそうした層へのサポート体制も強化していく予定です。段階的に理解と慣れを深めてもらいながら、全体として安定的な運用を目指していきます。

Waculbaゼミについても高く評価しています。案内が届いた際には他の管理職にも展開し、今後は積極的に参加したいと考えています。人材採用や経営、離職防止、Z世代理解といったテーマに関心があり、今後も現場に即した内容での開催を期待しています。他法人の実践事例などを知ることができる機会としても、非常に意義のある取り組みだと感じています。

今後は、現場からのフィードバックを積極的に収集し、Waculbaの活用方法をアップデートしていきたいと考えています。時代や現場のニーズに合わせて柔軟に進化できる点も、Waculbaの大きな魅力です。

Waculbaを他の法人様にお勧めするとしたら、そのポイントはどこだと思いますか?

導入当初は、本当に根付くのかどうか、ある程度の投資も伴うので正直なところ心配がありました。しかし、日本経営さんに細やかにサポートいただける体制があったのはとても心強く、安心して取り組むことができました。

Waculbaは多様な研修ニーズに応えられる柔軟性があり、法人の規模や職員の年齢層にかかわらず導入しやすいサービスです。最初からすべてを使いこなす必要はなく、小さなところから少しずつ組み込んでいけるのも、Waculbaの優れたところではないかと感じています。現場の声を反映しながら、段階的に活用範囲を広げていけるので、無理なく定着させることができました。

今後もWaculbaを活用しながら、より良い研修環境づくりに取り組んでいきたいと考えています。

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME