他職種の業務理解と連携
講座内容
クリニックでは、限られた人員で質の高い医療を提供するために、スタッフ同士のスムーズな連携が不可欠です。
本講座では、医師・看護師・医療事務・リハビリ職など、他職種がどのような業務を担っているのかを具体的に紹介し、お互いの役割や強みを理解することの大切さを学びます。また、連携を阻む要因や、日常の中でできる工夫、職種間で信頼関係を築くためのコミュニケーションのヒントも取り上げ、実際の現場で活かせる視点を身につけます。
学習時間:22分
対象
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医療事務として一定の経験がある方(レセプト作業に日常的に関わっている方)
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医療機関でレセプト業務の質を高めたいと考えている事務スタッフ
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新規開業医療機関においてレセプト精度の向上を目指す方
分野
- 人材育成スキル
この研修を通じて目指せる姿
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レセプト業務の流れを一通り把握し、精度の高い点検・処理ができる
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査定・返戻の原因と対策を論理的に理解し、予防策を講じられる
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医師との連携やチェックツールの活用など、業務改善への主体的な行動がとれる
講座詳細
所要時間22:34
01:レセプトとは何か:診療報酬明細書の意義と構成
02:医療費の仕組みとレセプトの重要性
03:診療録との整合性が求められる審査基準の理解
04:審査支払機関と保険者の役割とレセプトの流れ
05:審査前チェックに必要な視点:
・医学的正しさと保険適用の違い
・病院と診療所の審査基準の違い
・新規開業時の審査リスク
06:院内業務の流れ(出力・点検・医師確認・提出・返戻対応)
07:点検精度向上策:
・電子カルテ/チェックソフトの活用
・アナログ(紙)との併用方法
・医療略語の理解と共有の工夫
08:ケースで学ぶ:HbA1c、CRP、インフル抗原検査の注意点
09:レセプト業務を支える組織的仕組みと日常の工夫